自分の体を「知る」

健康診断

会社などの健康診断で、ダイエットを勧められた経験はありませんか?
メタボリックシンドロームや、その予備軍の方は、勧められたことがあるかもしれません。
メタボリックシンドロームとは、
・腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上であること
に加えて、下記の3項目のうち2項目が当てはまる人
1.高血圧
2.空腹時高血糖
3.血中脂質の中性脂肪が150mg/dl以上かつ(あるいは)HDLコレステロールが40mg/dl以下
の人を指します。
メタボリックシンドロームの人は、動脈硬化が進行・増悪して、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、腎不全などの生命を脅かす病気や合併症になるリスクが高いです。 それらを防ぐためにも、ダイエットをし、少しでもリスクを低くすることを医師から進められることがあります。
健康診断を定期的に受けることで、自分自身の体の状況を知るよい機会にもなります。

人間ドック

人間ドックとは、日本独自の発想で予防医学の観点から、自覚症状の有無に関係なく、身体各部位の精密検査を受ける健康診断の一種です。
人間ドックでは、簡易的な健康診断とは異なり、専門病院や専門診療所で受けるのが通例であり、半日の日帰りで済むものから、病院に宿泊(入院)してより詳しく検査をすることもあります。
1958年頃から急速に全国に広まり、「老人病」や「成人病」なる言葉が生まれ、注目されるようになりました。 検査方法や項目は日々改良が加えられ、多様化し発展しているので、より早い段階で重大な疾患を見つけることも可能になりました。
特に人間ドックで異常が見つかりやすい項目は、肝機能障害、高コレステロール、肥満、腎・膀胱疾患、高中性脂肪などです。 人間ドックによりこれらの異常が見つかり、医師からダイエットの指導を仰ぐこともあります。

お医者さんとダイエット

さて、医師からダイエット指導を受けてしまった・・・でもそれは、ある意味良いチャンスかもしれません。
自力で誤ったダイエット方法で無理なダイエットを行うより、体のことを知り尽くしたお医者さんにアドバイスをもらいながら痩せられる、いい機会だと思いませんか? 自分より太っている人はたくさんいるし・・・などと考えず、医師に相談したうえで健康な未来を掴めます。
ただし、間違ってはいけないのは、医師に言われたことを守ったからと言って必ずスリムになるとは限りません。 医師は見かけの体重よりも別の視点を重視している場合があります。 しかし、健康的になるのは間違いないはずです!
管理栄養士の方と一緒になって指導してくれる病院もあるそうです。